うなずきや身振りなどの身体的リズムの引き込みをロボットやCGキャラクタのメディアに導入することで、一体感が実感できる身体的インタラクション・コミュニケーション技術を研究開発している。とくに音声からコミュニケーション動作を生成する技術は、人とかかわるロボット・玩具、メディアコンテンツ、ゲームソフト等に導入・実用化されており、その応用事例も紹介する。
3月4日 人を引き込む身体的インタラクション・コミュニケーション技術
渡辺 富夫 氏岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科 特任教授
概要
経歴
1983年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了。工学博士。同年山形大学工学部情報工学科助手、1984年同専任講師、1989年同助教授、1992年-1993年 米国ブラウン大学客員研究員、1993年岡山県立大学情報工学部情報システム工学科教授。2009年度-2010年度情報工学部長・研究科長、2014年度-2016年度理事(産学官連携担当)、地域共同研究機構長、2016年度理事・副学長(産学官連携担当)、2017年度-2018年度附属図書館長、2019年度-2020年副学長(学術研究・国際担当)、2021年度から特任教授、現在に至る。2000年-2005年 科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(JST CREST)「心が通う身体的コミュニケーションシステム E-COSMIC」研究代表者、2006年-2012年JST CREST「人を引き込む身体性メディア場の生成・制御技術」研究代表者など。IEEE RO-MAN, the Best Paper Award、ヒューマンインタフェース学会論文賞、日本機械学会設計工学・システム部門功績賞及び業績賞等受賞。ヒューマンインタフェース学会会長、日本機械学会設計工学・システム部門長、日本赤ちゃん学会常任理事等歴任。ヒューマンインタフェース学会名誉会員、日本機械学会フェロー、現在、IEEE RO-MAN Standing Steering Committee Member、HCII Board Member、日本子ども学会常任理事、共創学会理事、インタロボット(株)技術顧問など。