実世界を見る・観る・視るビジョン技術

特別講演

特別講演1

「機械は人間を超えるか ~見えるものと見えないもの~」

 下條 信輔 氏 (カリフォルニア工科大)

12月5日(木) 17:00 ~ 18:00

概要
「機械が人間と同等の知能や感情を持つことは不可能」という議論があるが、混乱している。「人間と同等になることなく、迂回して(シンギュラリティを)超えて行く」のがおそらくは正解で、意識・倫理・創造性などについてさえ、解明は進んでいる。視覚情報処理に関して言えば、画像処理は「見えているもの」を検出するのに対し、ヒトは「見えていないもの」を見る、あるいは推論する。アモーダル知覚や多感覚可塑性などの実例から、今後の方向を占う。

略歴
[Education]

Degree Year Field of Study
University of Tokyo B.A. 1978
University of Tokyo M.A. 1980 Experimental Psychology
Massachusetts Institute of Technology Ph.D. 1985 Experimental Psychology

[Professional Experience]
1981-1982 Visiting Scholar, Department of Psychology, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA.
1982-1983 Research Affiliate, Department of Psychology, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA.
1983-1985 Teaching Assistant, Department of Psychology, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA.
1986-1987 Postdoctoral Fellow, Department of Ophthalmology, Nagoya University, Nagoya, Japan.
1986-1989 Postdoctoral Fellow, Smith-Kettlewell Eye Research Institute, San Francisco, CA.
1989-1997 Associate Professor, Department of Psychology / Department of Life Sciences (Psychology), Graduate School of Arts & Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan.
1989-1993 Fellow, Department of Psychology, Harvard University, Cambridge, MA.

[Professional Experience (con’t.)]
1993-1994 Visiting Scientist, Dept. of Brain and Cognitive Sciences, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA.
1997-1998 Associate Professor, Division of Biology / Computation & Neural Systems, California Institute of Technology, Pasadena, CA.
1998-2010 Professor, Division of Biology / Computation & Neural Systems, California Institute of Technology, Pasadena, CA.
2010-present Inaugural Gertrude Baltimore Professor of Experimental Psychology, Division of Biology & Biological Engineering / Computation & Neural Systems, California Institute of Technology, Pasadena, CA.
Currently (2016) Specially-appointed Professor at Kyoto University KOKORO center; at Division of Cognitive Neuroscience Robotics, Graduate School of Engineering, Osaka University; and at Tohoku University Brain Science Center. Visiting professor at Tamagawa Univeristy Brain Science Institute.

特別講演2

12月6日(金) 16:50 ~ 17:50

「チコちゃんに叱られる 制作の舞台裏」

西ヶ谷 力哉 氏 (NHKエンタープライズ) 林 伸彦 氏 (NHKアート)

概要
NHKのバラエティ番組「チコちゃんに叱られる」はなぜ幅広い世代の人を引き付けるのか?そこには素朴で身近な疑問を大切にすること、答えだけを提示するのではなく、調べていく過程を偽りなく丁寧に見せていくこと、少しでも楽しめる見せ方に細かいところまでこだわること、といった大事にしているポリシーがあります。また問題の設定はもちろん、そもそも「ボーっと生きてんじゃねーよ!」というセリフ、永遠の5歳「チコちゃん」というキャラクター、番組そのもののコンセプトにもヒットの秘密が隠されています。その舞台裏を紹介しながら、秘密に迫ります。

略歴
西ヶ谷 力哉 氏
大阪大学工学部 応用物理学科卒業. 平成7年 NHK大阪放送局に入局. 東京で「生活ほっとモーニング」「プロジェクトX」制作. 神戸放送局で「NHKスペシャル・トリアージ」阪神淡路大震災・JR脱線事故関連番組制作. 東京で「NHKスペシャル・砂漠の岩絵」「あさイチ」制作. 松山放送局・「あさイチ」でプロデューサー業務. NHKエンタープライスで「ファミリーヒストリー」「フランケンシュタインの誘惑」「世界の哲学者に人生相談」「チコちゃんに叱られる」「NHKスペシャル・モネの睡蓮復元」など制作にかかわる。

林 伸彦 氏

1983 年 鳥取県立米子工業高校電子科卒業
1983 年-1992 年 富士通株式会社
1992 年-2001 年 株式会社イマージュ
2004 年-2007 年 株式会社ラピス
2012 年- 株式会社NHK アート

1980 年代後半からCG 制作に従事し、多くの映画、CM、テレビ番組、アニメーション、展示映像、ゲーム映像の制作に参加。
<主な作品>
1990 年 IMAXDOME3D「ユニバース2 -太陽の響-」(国際花と緑の博覧会富士通パビリオン)
1996 年 IMAX3D「L5 - First City in Space -」
2009 年-2011年 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」
2012 年 映画「キャプテンハーロック」
2013 年 映画「SPEC 結 漸ノ篇/爻ノ篇」
2014 年 NHK 連続テレビ小説「マッサン」
2017 年 NHK スペシャル「戦後ゼロ年 東京ブラックホール」
2017 年-現在 NHK「チコちゃんに叱られる!」