Vision Engineering Workshop 2020
ビジョン技術の実利用ワークショップ

2020/12/3(木)-4(金)
パシフィコ横浜2F アネックスホール

ビジョン技術 with 激流

OS1 基礎基盤

画像処理への量子技術・次世代コンピューティング技術の活用
オーガナイザー:永田毅(みずほ情報総研),石山塁(NEC)
<概要>
深層学習(機械学習)に代表されるように,高度な画像処理には最適解探索が必須となってきており,膨大な計算量が必要となる場合が多く,実用化の障壁となっています.また,いわゆる「ノーフリーランチ定理」(汎用的な最適解探索アルゴリズムの性能はランダムサーチに等しくなる)により,問題ごとに,それに特化した最適解探索アルゴリズムを構築する必要がある点も問題を複雑にしています.量子コンピュータやCMOSアニーリング等の物理現象を利用したアプローチは,こうした問題を解決する可能性を秘めており,近年注目を集めています.さらに,偏りのない本当の意味での乱数(モンテカルロ計算)の実現や,機械学習に量子統計を導入する試みも大変興味深いものがあります. 本セッションでは,こうした最近の次世代技術の研究開発状況についてレビューし,画像への活用について皆様と議論する場にしたいと考えております.基調講演では,CMOSアニーリングの原理と研究開発の現状,そして画像への応用についてご紹介いただき,その可能性について皆様とともに考えてみたいと思います.
<基調講演>
組合せ最適化処理を加速するCMOSアニーリングの概要とその応用」 山岡 雅直 氏(日立製作所)

OS2 産業応用

AI・ビジョン技術で変わるロボット産業の新しい流れ
オーガナイザー:広瀬修(日立製作所),浮田浩行(徳島大)
<概要>
日本では労働人口の減少に伴い熟練技能の伝承が急務となっています.これに加えて,昨今のコロナ禍の影響により人の働き方自体も変わらざるを得ない世界になるつつあります.こうした中で,ドローンをはじめとする自律ロボットの役割がますます重要になるとともに,その活用方法においても,従来のように人ができない作業を機械が行う「分業」から,人と機械が協力して製品やサービスを生み出す「協働」という形態が求められると予想しています. 本セッションでは産業分野におけるロボットやビジョン技術のこれからの役割やあるべき姿について議論したいと考えます.
<基調講演1>
画像をベースとした産業応用のこれまでとこれから」 山中 正雄 氏(トヨタ自動車)
<基調講演2>
ドローン広域自律飛行の取り組みと自動運転への展開(仮)」 姉崎 隆 氏(沖縄工業高等専門学校)

OS3 メディア映像

ビジョン技術×〇〇技術による新しいメディア映像コンテンツ
オーガナイザー:齊藤剛史(九州工業大),早瀬光浩(豊橋創造大)
<概要>
マスメディアやインターネットメディア,ソーシャルメディアなど私たちの日常生活に必要不可欠なメディアでは,近年,Virtual Reality(VR),Augmented Reality(AR),Mixed Reality(MR),Substitutional Reality(SR)などの様々な映像技術の進歩により,魅力ある多彩なコンテンツが提供されています.これらのコンテンツは,ビジョン技術だけでなく音声技術などの他技術との統合により創出されています. 本セッションでは,ビジョン技術×〇〇技術による新しいコンテンツについて,皆様に考えていただく場を提供したいと考えております.基調講演では,実用段階フェーズにある歌声音声合成技術に関する最新動向およびビジョン技術との統合によるエンタテインメント応用についてお話していただきます.
<基調講演>
嗜好に着目した音声・歌声研究のエンタテインメント応用」 森勢 将雅 氏(明治大)

OS4 農林水畜産

ビジョン技術に期待される革新の火種~ビジョン技術で新たな産業を興そう!~
オーガナイザー:高地伸夫(農研機構),塚田敏彦(愛知工業大),榎本洸一郎(滋賀県立大)
<概要>
「様々な分野で活躍を魅せるビジョン技術ですが,農・林・畜・水産業への実応用には,対象物や環境,それを扱うユーザを含めて,全体を見通す視点が研究者に求められています. 新規に設立された本セッションでは,農業・林業・畜産業・水産業からビジョン技術に期待されている役割について,現場とアカデミック双方の研究事例を通して,新たにこの分野へ飛び込むための冒険心・好奇心をくすぐる場にしたいと思います.座談会では,すでにこれら分野でご研究されている方々に,それぞれの問題意識と研究内容をご紹介していただき,今後のビジョン技術の役割について討論いたします.基調講演では,海鳥・海獣類の行動・生態研究に必要不可欠なバイオロギング全般についての最新動向とともに,対象の生物や環境,ハードウェアなどでの苦労を交えてご紹介いただきます.
<基調講演>
バイオロギング:「ペンギン目線」の動物行動学」 高橋 晃周 氏(国立極地研究所)

OS5 社会インフラ

社会インフラの現場を変革するビジョン技術
オーガナイザー:深井寛修(明電舎),山下淳(東京大)
<概要>
テーマ大規模自然災害,人口減少・過疎化,インフラ老朽化,脱炭素化,発送電分離,水道民営化・・・今社会インフラに大きな転換期がやってきています.我々にとって当たり前と思っていた社会インフラの維持ならびに充実が,現状のままでは難しくなりつつあります.社会インフラの維持充実を阻む様々な要因に対し,今後,IoT,ビックデータ,AI,ロボットなど様々な技術を総動員し,対策を捻出しなければなりません. 本セッションでは社会インフラを守り充実を図るために,ビジョン技術が果たせる役割,例えば,効率化や省力化,あるいは革新的な業務提案などを議論する場にしたいと思います.基調講演ではインフラ保守の方法を大きく変える可能性を秘めた,人工衛星を活用した計測技術の最新動向とその応用に関してお話しいただきます.
<基調講演>
インフラ構造物の微小変位計測技術の開発」 石井 孝和 氏(NEC)