Vision Engineering Workshop 2020
ビジョン技術の実利用ワークショップ

2020/12/3(木)-4(金)
パシフィコ横浜2F アネックスホール

ビジョン技術 with 激流

特別企画セッション 激流の時代に効くクスリ!?~地方の活性化とテクノロジー~

オーガナイザー:青木広宙(千歳科技大),高地伸夫(農研機構)
<概要>
自然災害,環境問題,高齢化や人手不足,インフラの老朽化など,これまで十分に対応されていない様々な社会問題が顕在化しつつある我が国において,様々な技術的なブレイクスルーが求められていることは言うまでもありません.一方で,テクノロジー単独で,これらの社会問題に対応できることは少なく,政治的・文化的な側面も含めた複合的なソリューションの提供が必用であることがわかってきました.「激流の時代に効くクスリ!?」と題し,本セッションでは,地方で社会問題に取り組む方々に,課題解決に向けた技術や活動のご紹介や将来に向けた提言をしていただき,参加者の皆様とともに考えていくような場を提供いたしたいと思います.


講演1

IoT/AIを導入した道路調査の試み ~持続可能で公平な都市経営のために~

室蘭工業大学大学院 工学研究科 もの創造系領域 助教
浅田 拓海 氏
●経歴
北海道余市町出身.1982年生まれ.2011年に北海道工業大学(現北海道科学大学)大学院 工学研究科にて博士(工学)を取得.2011年より中央大学理工学部都市環境学科 教育技術員,助教を経て,2014年より現職.2018年には,Georgia Institute of Technologyに客員研究員として1年間留学.舗装工学,土木計画学を専門とする.現在は,インフラ維持管理,都市・交通マネジメント,自転車走行快適性評価,救急搬送最適化などを対象に,コンピューティング技術や空間統計学の応用と実践に関する研究を進めている.

●概要
SDGsでは,「公平な社会の形成」や「持続可能なまちづくり」に関する目標が設定されている.これらは,公共財である道路の維持管理にも深く関わる事項である.昨今,IoT/AIによる道路調査の効率化が進んでいる一方,調査データの活用,恒久的蓄積,説明責任など多くの課題が残っている.本講演では,様々な道路調査へのIoT/AI導入,さらに,住民視点の公平な舗装修繕トリアージ,将来の都市・交通を見据えたインフラ維持管理など,データコレションからマネジメントまで統合した研究事例を紹介する.

講演2

データ農業でNext次世代型施設園芸農業へ

高知県 農業振興部 農業イノベーション推進課 IoP推進室 主幹
松木 尚志 氏
●経歴
2008年,千葉大学園芸学部 卒業.同年,高知県庁入庁.以来,ナス・ピーマン等の施設園芸作物の栽培や天敵昆虫を活用したIPM技術等の普及指導,花き栽培の試験研究,次世代施設園芸農業の推進等に携わったのち,本取り組みに従事。2014年~2015年 農林水産省生産局園芸作物課へ出向.2019年農研機構農業情報研究センターへ出向しデータ農業の共同研究を実施.

●概要
高知県では「もっと楽しく、もっと楽に、もっと稼げる農業へ」をコンセプトに,AIやIoTなどの最先端の技術を融合させた「Next次世代型施設園芸農業への進化」の取り組みを産学官連携で実施しています.本講演では,施設園芸の飛躍的発展に向けた地域でのデータ活用の取り組みなどについてご紹介いたします.

講演3

(仮)境界を超えてかき混ぜることで生まれる地方の可能性

マドラー株式会社 代表取締役
成田 智哉 氏
●経歴
1988年北海道千歳市出身.東京大学文学部卒業後,トヨタ自動車人事部入社.会社役員サポートや様々なバックグラウンドな8万人の従業員をまとめる業務等を経て,6年間の勤務後ブラジルにて海外駐在を経験後独立.帰国後,様々な人に出会う中で,世界の広さを感じ,様々な立場をリスペクトを通じつなぐ(かき混ぜる)ことの重要性を感じ,マドラー株式会社を起業.「Mobility meets Community」や「ほっとけないどう」などを企画運営し,世界をつなげる取り組みを推進する.

●概要
境界を超えて,世界をかき混ぜる.これから高齢化・少子化の進展に伴い,全国の約1750基礎自治体のうち,一部の大都市を除き,課題が蓄積された過疎化が進みます.そんな課題が多い日本で,どうやって生きていくのか.そのヒントを現地でチャレンジしながらみている景色を共有できればと思います.